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聞かせて先輩!

今はもう立派に社会で活躍している本校の卒業生たちが、後輩にあたる小学生たちに様々な体験を語ってくれる「聞かせて先輩!」。

今回は現在、朝日新聞静岡総局にお勤めの滝沢貴大さんが、新聞記者ならではの貴重な体験談をたくさんお話してくださいました。

 

滝沢さんは朝日新聞社に入社後、山口や和歌山といった地方局を経て22年に東京本社首都圏ニュースセンターに勤務しました。そこでは、記者クラブなどに属さない「遊軍」記者として高校野球や能都半島地震から街ネタまで幅広い分野の取材を続け、様々な記事を書き上げてきました。

 

子どもたちには分かりやすい言葉を選んでゆっくりとした口調で、新聞記者としてのやりがいや思い出深い体験談をじっくり語ってくれました。

記者をしていると、どんなときでもニュースを探すくせが身についてしまっているそうです。ニュースは歩いて見つけることが基本で、大きな事件や事故、災害が起きたときは直接現場に行って当事者から話を聞いたり、現場の様子を自分の目で見たりすることはとても大事なことなんだそうです。

記事を書く上では、まず良いネタを選ぶこと。そして学生さんたちにも興味をもってもらえるようなわかりやすい書き方を意識していると言います。さらに生活者の視点も大事にしたいと考えているそうです。形容詞はなるべく使わずはっきりとした言葉を多く使うことが読者に分かりやすい記事になるそうです。

 

作文が苦手な人はぜひ参考にしてみてください!と文章を書くコツも子どもたちに教えてくれました。

 

講演が終わると、質問コーナーで質問できなかった大勢の子どもたちが滝沢さんのもとへ駆け寄り、次々と質問を投げかけ、それに丁寧に応えていました。

新聞記者ならではの体験、そして視点を子どもたちに伝えてくださったことは、子どもたちにもとても貴重な学びとなりました。