『今年の夏』
この夏休み中の8月8日に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。南海トラフ地震との関連性も心配されるところです。またゲリラ豪雨や台風10号による各地の記録的な大雨の被害状況がニュースで流れ、今までと違った災害の多さや規模の大きさに不安を感じます。しかし、災害への備えや避難経路の確認など今までと同じように行っていき、いざという時のために準備をしておくことで不安を取り除くことができます。学園では避難訓練、引き取り訓練の他、防災の備蓄もしっかり行っています。「備えあれば患いなし」この機会にもう一度、防災に対する意識を高めてまいりましょう。
さて、7月はラグビー合宿と信者合宿がありました。ラグビー合宿は長野県の菅平高原に2泊3日で行きました。初日はグラウンドで練習できましたが、2日目、3日目とこちらも雨に降られ、体育館での活動になりました。しかし短い時間にもかかわらず、子どもたちは集中して、最後まで声を出しながら元気に取り組んでいました。2日目のレクリエーションでは6年生が中心になり、歌やダンス、クイズなどを楽しむことができました。楽しく、活気のある良い合宿となりました。
信者合宿は青梅の御岳山にて2泊3日で行われました。合宿に出発する前に、聖堂でご家族と一緒にミサに与かりました。初日は途中の秋川渓谷でお昼ご飯を食べた後、川遊びやスイカ割りで楽しく遊びました。また大岳鍾乳洞を探検し、盛りだくさんのイベントに子どもたちは満足していました。2日目は近くの体育館でグループ対抗のスポーツ大会で汗を流し、お楽しみレクでは謎解きを楽しみました。夜にはキャンプファイヤーを行いましたが、すぐに雨に降られて中止となり残念でした。3日目は秋津教会でミサに与った後、バーベキューと中止になった花火大会を行うことができ、子どもたちはとてもうれしそうにしていました。思い出に残る3日間になりました。
この夏には、オリンピックを始め、たくさんのスポーツイベントがありました。パリで開催されたオリンピックでは、日本の選手たちが大活躍し、金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個、合わせて45個のメダルを獲得しました。辛抱強く耐えてメダルを掴み取った体操競技や、一歩及ばず惜しくもメダルに届かなかった男子バレーの試合など、一生懸命に戦う姿に多くの感動をもらいました。
高校野球はあまり見ていないのですが、決勝の関東第一と京都国際の試合は0対0のままタイブレークになり、最後まで目が離せない素晴らしい試合でした。
野球と言えば、卒業生の大久保遼君(中3)が侍ジャパンU15日本代表に選ばれ、8月20日のグアム戦に先発投手としてマウンドに立ちました。その試合は14対0の5回コールドで大勝し、大久保君自身もノーヒットノーラン(5回参考)を達成しました。その後、日本代表は決勝に進出し、見事優勝しました。自分の夢を追いかけて、がんばっている大久保君に元気をもらいました。
自分の得意なこと、好きなことをいかしている姿は、どんなことでも素晴らしいと思います。 その力がだれかのためになるならば、もっと素晴らしいです。どんな個性も能力もきっとだれかのためになるはずだからです。学園では子どもたち一人ひとりを大切にし、子どもたちの良さや個性を見つけ、伸ばしていくことを心がけています。2学期は、ドミニコファミリーフェスティバルや運動会、クリスマス会などたくさんの行事がありますから、その中で自分の良さを充分に発揮してほしいと思います。