【聖堂朝礼】マリア様の心
教室にはってある月目標を知っていますか。5月の目標はなんでしょう。
それは「美しい心」です。
美しい心とは、どんなこころでしょう。
きれいな心、正しい心、ひとにやさしい心、いろいろな言葉を思い浮かべるでしょう。
それではどんな人が美しい心を持っていますかと尋ねられたら誰を思い浮かべますか。
カトリック学校で学んでいる私たちは、すぐにイエス様やマリア様を想像する人が多いでしょう。ただイエス様は神様でもあるので、人であることに限定すれば、マリア様と答える人が多いかもしれません。
では、マリア様の心はどんな心だったでしょう。
聖歌の中に、「マリア様の心」という歌があります。
- マリア様の心それは青空 わたしたちをつつむ広い青空
- マリア様の心それは樫の木 わたしたちを守る強い樫木
- マリア様の心それはうぐいす わたしたちと歌う森のうぐいす
- マリア様の心それは山ゆり わたしたちも欲しい白い山ゆり
- マリア様の心それはサファイア わたしたちを飾る光サファイア
つまり「青空」「樫の木」「うぐいす」「山ゆり」「サファイア」はマリア様の心に置き換えることができます。わたしたちをつつむ広い心、わたしたちを守る強い心、わたしたちと一緒に楽しく歌ってくれる優しい心でしょう。山ゆりの心とは、白く、汚れのない純粋な心でしょう。献花として、ゆりの花をお捧げしています。そして「サファイア」は、わたしたちを飾る「心」ですから、マリア様が私たちが神様からいただいた一人ひとりを輝かせてくださるのかもしれません。また宝石はお守りとしても身につけられていたことからもわたしたちを守ったり、病気を直してくださるのかもしれません。
マリア様のように優しく広い心で人を赦すことができたらいいなとか、友達が困っていたら、勇気を出して助けてあげようとか、マリア様にならって「美しい心」で過ごせるように一人ひとり考えてみましょう。そしてマリア祭に向けて目標を立てて、行動していきましょう。