【聖堂朝礼】おにぎり献金

 今日は、おにぎり献金の日です。おにぎり献金とは、お弁当をおにぎりだけにして、おかずの分のお金を集めています。そのお金は、世界中でご飯が足りなくて困っている人たちや子どもたちに届けられます 。皆さんは、今日だけでもおかずを我慢してくれてありがとう。これは、とてもすごいことです。

 世界では、ご飯や野菜や肉など、体に必要なものが十分に食べられない子どもたちがたくさんいます。でも、実は世界中で作られるご飯や野菜や肉などは、みんなが十分に食べられるだけあるのです。それなのに、なぜこんなにも困っている人たちがいるのでしょうか?

 それは、「飢餓」という問題があるからです。「飢餓」という言葉は聞いたことがありますか?「飢餓」とは、体に必要な栄養が足りなくて、元気に生活できない状態のことです。世界では8億3000人もの人たちが「飢餓」で苦しんでいます。世界には80億人いますから、10人のうち1人が「飢餓」になっているということです。それはとても悲しいことですね。しかも、この問題はどんどんひどくなっています。

 「飢餓」で苦しんでいる人たちは、どこに住んでいるのでしょうか?

アジアやアフリカやラテンアメリカなどの国々に多くいます。特に、お金がなくて田んぼや畑を作って暮らしている人たちが多いです。彼らは、自分たちが作ったものだけで生きていかなければなりません。でも、天気が悪かったり、病気が流行ったり、戦争が起きたりすると、作物が育たなくなってしまいます。そうすると、ご飯もおかずも食べられなくなってしまうのです。

 私たちは、そんな人たちを助けることができますか?もちろんできます。今日のおにぎり献金はその一つの方法です。私たちが出したお金は、困っている人たちにご飯や野菜や肉などを届けることができます。それだけではありません。彼らに田んぼや畑を作る方法を教えたり、病気を予防したり、平和を守ったりすることもできます。私たちは、小さな力を集めて大きな力にすることができます。

 今日のおにぎり献金で世界で困っている人を皆さんが助けることができます。これは、とてもすごいことです。でも、これだけで問題が解決するわけではありません。今日の献金をきっかけにみんながいろいろと考えてくれると嬉しいです。そして私たちは、これからも困っている人たちに思いやりの心を持ち続けていきましょう。

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