つながり

 5月24日(水)には、海外ジャーナリストの訪問がありました。フィリピン、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、中東から、22名の方が来校し、小学校の給食を見学しました。子どもたちは外国からのお客様にうれしくなり、「ハロー」と積極的に挨拶をしていました。子どもたちのフレンドリーな挨拶に初めはジャーナリストたちも緊張していた様子でしたが、子どもたちの歓迎ぶりに表情が和らいでいました。改めて、子どもたちのコミュニケーション能力が高いことに感心しました。
 栄養教諭の滑川先生の講演では、ジャーナリストたちは大きく頷きながら熱心に取材をしている姿が見られました。学園の食育は4つの柱(①心を育てる ②社会性を身につける ③正しい食習慣 ④バランスのとれた食事)を基本としていること述べました。また6年間の給食を通してマナーを身につけ、好き嫌いせず何でも食べることや健康な心と身体を育てることが重要であることも伝えました。滑川先生は、食育は学校だけでなく家庭との連携と協力を大切にし、心身共に健康な子どもたちを育てていると話しました。ジャーナリストたちは滑川先生の話に耳を傾け、食育に対する関心を深めていました。

 5月27()に行われた男児親睦ラグビーはリコー総合グラウンドで開催されました。このグラウンドは、ジャパンラグビー・リーグワンに所属するリコーブラックラムズ東京が所有する全面天然芝のすばらしい施設です。このチームには、2001年から2017年まで在籍していた小学校の卒業生である滝澤佳之選手がいました。
ふかふかの天然芝は転んでも痛くなく、思い切りプレイできます。上達も早くなるでしょう。このような環境で練習できることに感謝しながら、子どもたちは元気にラグビーボールを追いかけていました。広々とした空間では、子どもたちの掛け声も自然と大きくなります。みんな汗をかきながら、充実した練習を行っていました。
また、この日は聖ドミニコ幼稚園の園児たちを招待して体験ラグビーも実施しました。20名以上の参加者があり、大盛況でした。天気も良く、少し暑さを感じるほどでしたが、56年生と一緒にボールを奪い合う園児たちの楽しそうな声が響き渡っていました。短い時間でしたが、高学年の児童も小さな子たちに癒され、自然と表情には優しい笑顔がこぼれていました。

 聖ドミニコ学園で大切にしているのは、人とのつながりです。
学校での食事は、単に空腹を満たすだけでなく、友だちと共に創り上げる食事環境でもあります。また、異学年との交流は、それぞれの子どもの本質的な良さを引き出してくれます。つながる環境が子どもたちにとって、人生を豊かにする大切な時間であると思います。それゆえに、卒業生たちは給食を懐かしみ、友だちを懐かしみ、小学校に遊びに来るのでしょう。子どもたちが、友だちとのつながり、先生とのつながり、神様とのつながりを大切にするように導いてまいります。

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