【聖堂朝礼】一致協力

 10月の生活目標は「一致協力」です。一年生には少し難しいかもしれませんね。

意味は「集団や組織の大勢の人々が、特定の目的を達成するために、心を一つにして協力しあうこと」と辞書には書かれていますが、ますます難しいですね。。つまりたくさんの人の集まりやグループで何かの目標をかなえるために、みんなで力を合わせて頑張ることです。また、みなさんの身近なところでお掃除を例にお掃除の目的は教室をきれいにする事ですね。早く済ませればもっといいでしょう。つまり当番の他のお友だちと力を合わせて、助け合って教室の掃除をきれいに、そして早く行うことということです。ここで考えて欲しいのは「協力」です。力を合わせるとはどんな事でしょう。力は、力が強いということだけではなくて一人ひとりの能力や技術の事です。これは当然一人ひとり違います。掃除の能力は、机を運ぶ力、ほうきやちり取りを上手に使う技術、全体を見ていろいろなことに気づく能力などがあると思います。2人でなければ運べない机を1人で持つ力持ちの能力があれば、もう一人は違う作業ができるので早く終わりますね。このように一人ひとりが一生懸命にやりながら、自分の能力を発揮することが大切です。そのためには、自分の能力、自分の良さは何かを知ることが大切です。もしかしたら、お友だちの方があなたの力をよく知っているかもしれません。もし能力が見つからなくても自分に何ができるのかを考えましょう。みんなの力を上手く組み合わせる事ができれば、すごい事ができるかもしれません。

小さなねずみたちが、ノロイというとんでもない強い敵を倒すという目的に向かって、一人ひとりの力は小さいけれど、それぞれの力を合わせて目的を達成していく、学園祭の4年生の劇、「ガンバの冒険」がこれにぴったりですね。

 

 明後日1015日は、いよいよ運動会です。今、学年競技やダンスなど、毎日忙しく練習していることと思います。走ることは一人ひとりの努力ですが、リレーやダンス、学年での競技はみんなと力を合わせて行わなければうまくいきません。一致協力が必要です。みなさんは、もう一度、今みんなで行っている練習が何のためにやっているのかを思い出し、どうしたら目的をかなえることができるかを考えてみましょう。残り僅かな時間しかありませんが、みんなの心を一つにしなければ目標をかなえることができません。心を一つにするために何が必要なのか、目標をかなえるために自分に何ができるのかを考えて、練習に取り組んで欲しいと思います。途中であきらめず最後まで頑張ることは、運動会の競技中もそうですが、今行っている練習でも同じことが言えます。みんなと助け合い、最後まであきらめないでください。必ず、みんなのために自分の力を発揮できる機会があります。一人ひとりがチャレンジしてください。そして互いに助け合いながら、清々しい運動会になる事を願っています。

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