【聖堂朝礼】分かち合う

 いよいよ12月になりました。もうすぐクリスマス、冬休み、お正月と楽しみにしているでしょう。12月の生活指導カレンダーに「分かち合う心 進んで他の人の力になりましょう」と書いてあります。人は自分一人では生きていません。ですから、一つのことをするにも分かち合って、一緒に歩みます。それは、自分のことを人任せにする、という意味ではありません。自分がだれかのために、持っている力を使うことです。火曜日に行われた1年生の劇「どんくまさん」や4年生の劇「孫悟空」もそうでした。一人ひとりがみんなのためにがんばりました。息を合わせて、せりふと動きを合わせたり、せりふのタイミングを合わせたりしました。分かち合う、とは、心の中で思うだけでなく、実際に行動することです。
 1128日の日曜日、「アドベントの集い」の日から、イエスさまのご降誕を待つ「待降節」が始まりました。イエスさまがお生まれになる前に、心の準備をする期間です。カトリック教会では、ここから新しい1年が始まります。祭壇の右側に、馬小屋を飾ってくれました。マリアさまやヨゼフさま、そして三人の博士や羊飼いが飾られています。イエスさまはまだです。1224日のミサのときに初めて飾られます。皆さんはこれから、イエスさまをお迎えするために「霊的花束」を準備します。一人ひとり目標を立てて、分かち合う心で、だれかのために自分の心と体を使う目標を立てたことでしょう。 
 イエスさまはすべての人たちのために、ご自分の心と体を最後まで使い切りました。そのイエスさまを慕って生きた聖ドミニコも、ご自分の心と体を最後まで使い切りました。   今わたしたちができることを自分なりに考え、目標を立てて行動すること。それは、イエスさまがお喜びになることです。遠くで困っている人を思いやることもいいでしょう。身近な人への思いやりを行動に移すこともいいでしょう。クリスマスのお祝いの日まで、皆さん一人ひとり、はっきりと目標を立て、実際に行動して、イエスさまをお迎えできるように準備しましょう。

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