【聖堂朝礼】一致協力

 日本の感染者の数は、前の週と比べると5週連続で少なくなっているようです。制限がとれて少しできることが増えるのはうれしいですね。このままコロナが治まってくれたらいいなとも思います。でもアメリカやブラジル、ロシアなどでまだ感染者数が増えているようです。そしてまだ感染により、重症化し、苦しんでいる方がいらっしゃいます。その方たちのことを思い、お祈りができるといいですね。

 さて、緊急事態宣言が今日までとなっています。明日解除になってもこれですべて大丈夫とはなりません。まだマスクをしなければいけないし、手洗いや消毒、他の人との距離をとる、大声を出さないなど感染を防ぐために、まだまだ気をつけなければなりません。そして教室やスクールバスなどの狭い場所では密が避けられません。先生方がいらしても、いらっしゃらなくても、自分たちの安全を守る、つまり感染を広げないような行動をしなければなりません。その行動ができていない人には、周りの人がやさしく教えてあげてください。大きな声で「静かにしてください」と注意をするとその行動も安全ではなくなりますよ。ではどうぞよろしくお願いしますね。

  さて、10月の生活目標は「一致協力」です。一年生には少し難しいかもしれませんね。
この言葉を辞書で調べると、「集団や組織の大勢の人々が、特定の目的を達成するために、心を一つにして協力しあうこと」と書いています。お掃除当番を例に挙げると、その目的は教室をきれいにすることですね。早く済ませればもっといいでしょう。つまり掃除当番の一致協力は、当番の他のお友だちと力を合わせて、助け合って教室の掃除をきれいに、そして早く行うことです。みなさんにここで考えて欲しいのは「協力」です。力を合わせるとはどんなことでしょう。ここで言う「力」は、力が強いということだけではなくて一人ひとりの能力のことです。これは当然一人ひとり違います。掃除の能力は、机を運ぶ力、ほうきやちり取りを上手に使う技術、全体を見ていろいろなことに気づく能力などがあると思います。2人でなければ運べない机を一人で持つ力持ちの能力があれば、もう一人は違う作業ができるので、掃除が早く終わりますね。
 このように一人ひとりが一生懸命にやりながら、自分の能力を発揮することが大切です。そのためには、自分の能力、自分の良さは何かを知ることが肝心です。もしかしたら、お友だちの方がよく知っているかもしれません。もしも能力が見つからなくても、その時に自分に何ができるのかを考えましょう。みんなの力を上手く組み合わせることができれば、すごいことができるかもしれません。
 これからの係活動やお当番、そして運動会など、みんなのために自分の能力を発揮できる機会があります。是非一人ひとりがチャレンジしてください。そして互いに助け合いながら、清々しい活動になることを願っています。

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