お泊まり保育

7月9日・10日の2日間、幼稚園では年長児のお泊まり保育を行いました。待ち切れずに30分前から登園した子、お母さまとの離れ際涙する子など、胸中はさまざまだったようですが、大きいリュックを背負って続々と集まってきました。

開会にあたり皆そろってお祈りを済ませ、同室のお友達とあいさつを交わしたり、「がんばるぞ、おー!」と声出しをしたりする中で、気持ちが高まり、笑顔あふれるスタートを切りました。

 持ち物を確認しながら荷物整理を済ませると、早速近所のスーパーまでお買い物へ行きました。グループごとに、購入品をくまなく探し、かごに入れていきます。お財布係が支払いをして、幼稚園まで持ち帰りました。

イベントの時間にはハンカチ作りをしました。ステンシルなども取り入れて思いおもいの素敵な作品を仕上げることができました。

カレー作りでは、事前にじゃがいも堀りで収穫したじゃがいもや先ほどスーパーで購入した野菜、牛肉を慎重に切ったり、炒めたりしてしてにぎやかに調理を進めました。

その後も、高校生のお姉さん達とオリエンテーリングをしたり、第二体育館のお風呂に入って汗を流したりして過ごしました。自分たちで作ったカレーの味は格別だったようで、おかわりが進み、「先生、大成功だね!!一番おいしい。」や「今まで嫌いだったけれど、好きになった。」などという感想が次々とこぼれていました。

夜のキャンプファイヤーでは錦織圭選手のお兄様!?がサプライズゲストとして駆けつけてくださいました。ダンスを一緒に踊り、花火も見て楽しい時間を過ごしました。一日を終えるにあたり、ホールに集い、一人ひとりがマリア様に感謝の気持ちを込めてろうそくをお捧げするキャンドルサービスの時間を持ちました。暗闇にきらめく優しい光を見つめながらお祈りをし、パジャマに着替えて眠りにつきました。かわいい寝顔はこの日だけ見られる特別な表情です。

2日目は布団を畳み、お祈りとラジオ体操をして始まりました。学園祭の制作をしたり、個人の版画を刷ったりして、個性豊かな作品を仕上げました。昼食後には、小学校の体育館で1学期最後となる体操も行い、運動会の組み立て体操に向けての練習に打ち込みました。最後は2日間お守りくださった神様へ感謝をすると共に、9月になったらまた元気に遊ぼうと、約束を交わして解散しました。1日ぶりに保護者と再会した子ども達の姿は、はにかみながらも達成感に満たされているように感じました。

子ども達にとって、未知の経験をした2日間だったと思います。お家の方と離れ、自分自身の力を試しながら、気持ちの通い合ったお友達と過ごした経験は、大きな自信となって子ども達の次の活力となり、大きな成長につながっていくと信じています。たくさんの方々のお力添えのもとに実現できたお泊まり保育。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

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