「高校2年生インタビュー」石川一郎

 
先日、3名の高校2年生から聖ドミニコ学園の学校生活に関して話を聞きました。
 
「どんな学校かな?」と聞いたところ一人の生徒が
「あたたかい学校です!」といきなり答えてくれました。
このことを最初に感じたのは、小学校を受験した時とのこと。
いくつかの学校を受験したようですが、他の学校ではとてもピリピリしたムードが入試会場に流れていたそうです。
聖ドミニコ小学校は他と全然違って先生たちがとても「あたたかい」雰囲気を出していたそうです。
小学校受験ですから、まだ幼稚園の年長さんです。そんな時から感じるものなんですね。
 
もう二人の生徒は幼稚園から聖ドミニコ学園に通っています。
「おしごと」はよく覚えています!と口をそろえて言いました。
幼稚園はモンテッソーリ教育をしていて、「おしごと」という独自の教育があります。
どんなことを学んだかもよく覚えていて、いろいろと具体的に説明してくれました。
まさに、「三つ子の魂百まで」ですかね・笑
 
次に、「どんな教えが、この学校の特色?」と聞くと
3人が口をそろえて言ったのが、「キリスト教の教育」とのことでした。
「人は神様から愛されている存在であること」
「奉仕する心が大切なこと」
シスターのお話、先生たちから日々聞いている話の中で
自然とキリスト教の精神が心に育ってきているようです。
小さいうちから宗教に触れることはとても大事なことだと改めて感じました。
 
そんな彼女たちですが、ちょっと意地悪な問いも投げてみました。
「女子だけだし、たいへんな時期はなかったの?」
それはそれであったそうです。
特に小学校の高学年から中学校の途中くらいまで、
お互いの個性を認め合うのがなかなか難しく、悩んだりぶつかったりした時はあったようです。
そんな時、先生たちがいつも否定することなく話を聞いてくれるので、打ち明けているうちに
段々と落ち着いてきて冷静に自分を見つめられるようになったことが何度もあったそうです。
中学生になると、先生たちがこれまでそうしてくれたように、先輩後輩間や同級生同士で
相手を尊重したスタンスでの対話ができるようになっていくようです。
 
このように、お互いの努力や先生たちのさりげないサポートで乗り越えることができた「たいへんな時期」。
過ぎてみると、そのことで大きく成長し、お互いの個性を認めることができるようになり
なおかつ、自分を安心して出すことの出来る場を獲得したとのことです。
「同調圧力」が蔓延していると世の中は言われていますが
聖ドミニコ学園の生徒たちは違います。
それにはこんな苦労もあったのですね。
 
次回は、進路についてお話します!
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