「メール ベネディクタ」石川一郎

 
皆さま、こんにちは。
本日、聖ドミニコ学園中学高等学校では一学期の終業式が行われました。
終業式では、本学園の教育に長く関わってきたメール ベネディクタのお話が全校生徒に対してありました。
自分自身の教育を見つめ直すせっかくの機会と思い、同席してお話をお伺いしました。
今回は、そのお話から私が感じたことを書かせていただきます。
メール ベネディクタは大正生まれで、第二次世界大戦が終わり東京が焼け野原になった状況をまさに体験しています。
その時の教育に関して思ったことが、それまでの教育は、「戦争に勝つための」教育だったということでした。
このことは、理屈としてはわかってはいましたが、改めて当事者のお話に触れ、心が動かされました。
そして、戦後の教育は、「人々が平和に暮らせる」そして、平和な世の中で「一人ひとりが幸せに生きていける」ことが最も大事であると。
話を聞いていて、教育の本質に改めて触れることができたと思いました。
それから、いろいろと話は展開していきますが、自分なりに感じたのは、「平和」と「幸せ」のために、一人ひとりが何ができるか、に向き合っていかなければならない、ということです。
神様からいただいた生命。
「平和」と「幸せ」のために、何か具体的に行動にうつさないといけない。
それを、生徒たちは教育を受けている時に常に考え、学ばないといけない。
いや、私たち大人も命ある限り、考え、学ばないといけないな、と。
格式ある大御堂で本質的な話をお伺いして、朝からとても多くのものをいただきました。
ありがとうございます。
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