「講演会ありがとうございました❗」 石川一郎

 
9月29日に聖ドミニコ学園幼稚園・小学校、中学高等学校の保護者対象講演会を行いました。
今回は、これから求められる教育と聖ドミニコ学園の教育について語らせていただきました。
午前中は立派なお御堂での実施であり、厳粛かつ荘厳な会場でお話をすることは、いつもと違う特別な感情になりました。
というのも自分自身カトリック信者ですので教会、お御堂は何か別な場所という感覚があるのです。
まあ、小さい頃はそんなこともわきまえずにミサに出ていて親に叱られることもありましたが(笑)
さて、講演会です。教育について話をしている中で、今後どのような人材が求められるか、という話になりました。
自分自身、長年採用の担当をしていますので、面接の時どうかを思い巡らしていました。
採用面接の時は大体、何かに関して「あなたはどう思いますか」と質問します。
返ってくる答えは、大体二つのパターンに分かれます。
1 いわゆる優等生的な答え。面接官が喜ぶであろうことを忖度して答える。
2 ちょっと斜にかまえた答え。1の答えをある意味、クリティカルに、何となく否定的なスタンスから独自性をアピールしようとする。
両方とも悪いわけではないのですが、こちらが積極的に話をもっと聞いてみたいとは感じません。
では、聖ドミニコ学園の子供たちはどうだろうか、と考えてみました。
今まで接しているドミニコ生たちは、1でも2でもないと思いました。
ドミニコの子供たちは、自分の考えを言ってくれます。相手を不快にさせることなく、です。そして、その考えにはまだまだ余裕があり、変化したり進化したりする無限の可能性があると感じられるのです。
今まで、多くの人と接してきましたが、ピュアな反応が一番すごいなと感じます。
まだうまく表現しきれないのですが、午前午後と保護者の方と接している中で、午後の会の途中、ふとそんなことが頭によぎりました。
そんなドミニコの子供たちです。これからの時代を生きていく中では、あえて複雑なことや高い壁を乗り越えていって欲しいと思います。
神様から与えられたタレントをとことん使って欲しい、ピュアな心こそ磨きがいがあるのではないかと考えています。
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