「華やかなお話?」 石川一郎

 
 
皆様、こんにちは!
ブログでどんな話をしようかと広報のS先生に相談したところ
「華やかなお話」がよいということでした。
しかしながら、聖ドミニコで華やかとは何だろうか?
まず、立地から考えてみます。
世田谷区岡本の国分寺崖線に位置する奥まった住宅街。
明治の頃に政財界の大物が別荘をかまえた河岸段丘に位置します。
こんな素敵な由緒正しいところに学校が?と
「華やか」という言葉は適当ではないような…
生徒はどうでしょうか?どんな言葉が合うのか、悩みます。
「お上品」という言葉が一番合うのではないかと。
決して派手ではない、でも地味でもない。
「華やか」という言葉はこれも適当ではないと思います。
卒業生の中で「華やかな」世界で活躍している子も多いよう。
しかし、そこにスポットをあてて「華やかな世界で活躍」と言うのもはばかられる。
わかりにくい表現ですいません。
と書いていたら、先日の卒業生とのトークセッションを思い出しました。
一人の生徒は、カトリック推薦で大学に進学しています。
「どんなきっかけで?」「将来はどんなことをしたいの?」
そんな私の問いかけに彼女は答えてくれました。
NGO団体の一員としてアフリカで活躍されているお父様の影響を受けて
自分自身もアフリカに行って、何かをしたいと。
「何か人のためになることをやりたい」のだと。
ご家庭の教育、聖ドミニコの教育を受けてきて自然とそんな気持ちになったと話していました。
こういった言葉がごく自然にここの子どもたちからは聞けるような気がします。
言葉で上手に表現しにくいですが、素敵な空間がここ岡本にあります。
S先生、こんなお話でよかったですかと聞いたところ、
外に向けての見せかけの華やかさではなく、
自分の中に、確固とした輝く華やかさを持つ女性が巣立つ学校
ということを理解して欲しかったのです、と。
さすが、S先生、一歩一歩聖ドミニコの理解が深まります!
ありがとうございました。
一覧に戻る
PAGETOP