優勝旗を目指して

雨で一日順延となった運動会。この日のために練習を重ねて頑張ってきた子どもち。まさにモチベーションは最高潮だろうと、

こちらも「一日声が枯れるまで応援するぞー!」とお弁当をもって朝早くに学園のグラウンドへと張りきって向かいました。

そして入場する子どもたちを今か今かと待ちました。

壇上に立つ6年生の合図とともに紅白に分かれた応援団長が凛々しい姿で行進してきました。

 

気の引き締まった表情で行進する両団長の姿が「かっこいい」と思いながら、全校児童が入場行進する様子を見守りました。

 

 

1年生も大きく腕を振り、足を上げ堂々たる行進。笑顔を見せる子もいて、可愛らしい姿も見られました。

それにしても「大きくなったなー!」と感心しました。選手宣誓は6年生の代表者。2人ぴったりと息を合わせ、しっかりと宣誓していました。

「いよいよ始まるな!」そんな思いでわくわくでした。

 

 

徒競走は、どの学年も歓声がすごく、ゴールのすぐ後ろやその周辺にはたくさんのお父さんやお母さんがシャッターチャンスを逃さぬよう

カメラを我が子に向けていました。そしてゴール目前になると思わず声を上げて喜ぶお母さんや、「あ~ぁ・・・」と苦笑いしながら少し

落胆するお父さん方の様子も見られました。やはり親子ですね。一つひとつの競技に力が入るようです。

 

 

 

見ていて面白いのが『親子競技』です。お父さんの張りきり様たらすごい!!スタートの合図と共に全力疾走。顔は真剣そのもの。

なんとしても1番をとる!そんな気持ちが表れ過ぎています。「ちょっとお父さん、娘さんが付いて来ていませんよ!」

 

 

プログラムには「1年生 玉入れ」とあるのに、1年生は『ドラえもん』の曲に合わせて可愛らしく踊っています。「あれ?玉入れではなく

ダンス披露かな?」なんて考えながらほのぼの見ていたら急に曲が激しい『クシコスポスト』に!その瞬間可愛らしく踊っていた1年生が

一斉に、散らばっていた玉を網を目掛けて投げ始めたのです。「おっ、これはまさかの展開」と思いながら急展開した様子がおかしくて仕方

ありませんでした。さらにまた穏やかな『ドラえもん』の曲に戻ると、何もなかったように1年生たちは再び可愛らしく踊り始めました。

5,6年生のむかで競走は白熱したレースでした。1組5人がタイミングを計り、掛け声と共に素早く駆け出します。スピードが上がりすぎ、

体制が少し崩れても決して転ばず立て直し走り続けた6年生はさすがでした。まさに熱いレースで興奮しました。

5年生の皆さん、来年もう一度頑張ってくださいね。

 

 

 

 

ラグビーエキシビジョンは、楽しみにしているプログラムの1つでした。ちょうどお昼の休憩時、5,6年生の男子児童が大勢の観客の視線を

浴びながら、ラグビーのプレーを披露してくれます。普段練習している内容の一部だそうです。パスをつないだり、コンタクトプレーを試み

会場を湧かせたりしながら、短い時間でしたが、かっこいいプレーを見て、「やっぱりラグビーて最高だな」と思ったりしながら、

すっかり楽しんでしまいました。

そのお兄さんたちと一緒にラグビーボールをもって「トライ」したのが、これまた可愛らしい園児たちです。見事に「トライ」を決めると、

待ち構えていたお姉さんたちからメダルをかけてもらい、満足そうにお母さんのもとへ駆けって行きました。

   

6年生が6年間の思い出を創作ダンスにして表現するのが、最終プログラムの1つ前の『メモリーズ2019』。

すっかり兄さん、お姉さんの姿になった6年生。小学校生活の6年間はどうでしたか・・・?そんな質問に答えるかのように、全身で思い出を表現していました。

「あーー、感動・・・・!!」

 

 

プログラム最後は「紅白リレー(高学年の部)」。どうしてここまで盛り上がるの?というくらいこの最終種目は盛り上がりました。

なぜ?  それは、ここまで紅組も白組も大接戦。つまり勝負の決着は最終種目の紅白リレーで決まるからです。グラウンドの周囲は大勢の観客で

埋め尽くされました。紅組がリードしても白組が抜き、またも紅組が抜き返す本当に面白い展開!まさにデッドヒート!!

「どうしてここまで面白い展開になるの?」とキャーキャーと甲高い叫び声で興奮の渦中にいる隣の人に聞いてみたくなるほどでした。

そしてついにゴールテープが切られ、決着がつきました・・・

 

紅組が僅差で白組を破りました。どちらにも惜しみない拍手が送られ、憧れの優勝旗をしっかり掴んだ紅組団長の目には・・・

両者が健闘を称えあう素敵な光景がみられたこと、良い思い出となりました。

それにしても、1つ気が付いたことがあります。それは、運動会の運営です。高学年と思われる子どもたちが、運動会を進行していると

いうことです。競技と競技の間に用具を素早く準備したり片付けたり、入場門に集まった次競技学年を並ばせたり、襷を回収して整えたり、

アナウンスももちろん児童の声。そのほかにも児童が活躍する場面を多く見ました。子どもたちが運動会を盛り上げ、またその運動会の進行も

子どもたちが支える。素敵な運動会だったな・・・ 素直に思う一日でした。

一覧に戻る
PAGETOP