飛鳥・奈良へ修学旅行

<1日目>

梅雨入り前の6月初旬、6年生は2泊3日で飛鳥・奈良へ向けて修学旅行に出発しました。

  

初日は東京駅に朝早く集合。出勤前のお父さんと一緒に到着する児童の姿もありました。

さあ、待ちに待った修学旅行(飛鳥・奈良への旅)へ向けて出発です。

歴史の授業で勉強した日本最初の都、飛鳥・奈良。聖徳太子の政治や仏教文化が栄えたこの土地について

実際によく見てよく感じて学習内容を深めることも、この旅の大きな目的の一つです。

 

最初の見学地「甘橿の丘」では、澄み渡った青空の下、大和三山がきれいに見ることが」できました。

また、眼下に広がる緑一面の明日香の景色が、遠い昔、この地で起こった様々な出来事を

彷彿させてくれました。

 

 

明日香では、存分に6世紀の都の姿に触れることができました。お寺や、大仏、古墳など、仏教を

尊んだ日本の歴史を学ぶことができ、大満足でした。

 

半日、明日香でじっくりと学習した後は、この日宿泊する吉野に移動しました。山深い吉野は、鳥のさえずりと

夕暮れの山を優しく包み見込むそよ風が心地よく、一日の疲れを癒すことができました。

<2日目>

2日目も絶好の晴天に恵まれ、お世話になった芳雲館の方々に感謝とお礼をして、

藤原京と平城京に向かいました。

 

日本最古の木造建築「法隆寺」でガイドさんの説明を聞き、その雄大で厳かな建築物をカメラに収め、

数々の仏像を眺めながら、その時代の時々を思い浮かべ、各々の思いに浸りました。

 

 

3日間の中で、子どもたちが最も印象深かったのは、薬師寺で勉強させていただいた法話です。

常におもしろおかしくお話くださり、笑いの絶えない時間となりました。しかしながら、

「わたしたちは色々な方々に支えられていて、常にお世話になっていること、だから感謝の心を

絶えず忘れてはならないこと」など大切な教えを分かりやすく伝えてくださいました。多くの子どもは

うなずきながら、お話くださるそのお顔をじっと見つめていました。

 

少しハードなスケジュールで、2日目のホテルに着いたのは午後5時でした。ホテルの方々のサプライズな

おもてなしもあり、大喜びする子どもたち。美味しい夕食を楽しくいただき、一日の反省とお祈りをし、

深い眠りにつきました。

<3日目>

朝からしとしとと梅雨入りを思わせる天気だった修学旅行3日目。東大寺を巡りました。

 

 

東大寺では、専属ガイドの方々に楽しく詳しくガイドしていただき、全てのものを感慨深く見学させて

いただきました。

存分に学んだ飛鳥・奈良の歴史。その歴史が現代に伝えてのこしているもの、またわたしたちが今も

この先も大切に守り伝えていくもの。過去の趣や様々な繋がりをよく考えながら、この旅行で学んだ

ことを、今後に活かしていけるよう大切に振り返っていきたいとおもいます。

旅行から帰ってきた子どもたちの日記は様々で、目にしたことはもちろんのこと、中には、

1日目、2日目に宿泊させていただいたそれぞれのホテルの方々の温かいおもてなしと

お気遣いに、深く感謝する内容のものもありました。

「ちょっと大人の振る舞いをしてみましょう」出発前に校長先生から掛けられた言葉を心掛けながら、

少し成長した自分を実感する子どももいたようでした。

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