
読書の秋、スポーツの秋、食欲の・・・
夏の間、少し倦怠に陥っていた人間の機能のすべてが、活力を取り戻す季節が訪れました。実りの秋でもあります。秋とはエネルギーが凝縮された時なのですね。
中高の長月祭に始まった秋の行事は、小学校、幼稚園の遠足、運動会、学習発表会、中高のクラスごとに全員で造り上げる創作ダンスのコンクール、そしてクリスマスの行事へと続きます。この間に、保護者が中心になって活動する後援会親睦の集いもあり、卒業生や元保護者も集って、広くない学園の庭は、人、人、人で溢れます。勿論学習活動も充実の時を迎えています。こんなに行事を組まないで、机に向かう時間を増やすほうがよいのでしょうか?
いつぞやの後援会親睦の集いの中で、お医者さんである保護者の方が、脳の働きの測定をしてくださったことがありました。「あなたの脳は、今、どの程度働いているか?」という測定です。時間を置いて二度測定するのです。一度目の測定の後、いろいろな運動やゲームに挑戦した人は、二度目の測定で、脳がはるかによく活動していることが証明されました。
私たちは平均的に自分が持っている脳の2〜3%しか活用していないのだそうですね。よほど使う人で4%くらいだそうです。上記の経験に照らせば、いろいろなことに興味・関心を持ち、活発に動き回ることで脳は活性化されるようです。ややもすれば「おとなしい」子どもが良い評価を受けるようですが、活発に動き回り、手がかかり、大人がもてあますような子どもは将来有望です。その代わり、実りをもたらすためには大いに手をかけ、面倒を引き受ける大人がいなければなりません。これが「育てる」ということであると私は考えます。
年齢が低い時ほどこの相互作用は活発だということです。個性を尊重しつつも、赤ちゃんのうちからコミュニケーションを計り、手をかけて、沢山の脳細胞を活動できる状態にしてあげることが、多分、大人として子どもたちにしてあげられる最高のプレゼントではないでしょうか。
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