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学園長挨拶
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いのちの繋がり
 
 
  日本では、お彼岸に、河を渡って行ってしまった方々を思い出しますね。カトリック教会では、11月が、私たちのところを去って次の世界で生きていらっしゃる方々を思い出させる月です。

  個人的な話になりますが、今年の10月は、身近な方々が何人もこの世を去って逝かれ、いのちの連帯について考える機会が沢山ありました。昔から10月はこの世を去る方の多い月だったのでしょうか?それで11月がこの繋がりを考える月なのでしょうか?

  11月1日は、「諸聖人の祭日」です。既にこの世の生涯を終え、人生の最終目的である神の国に入って、すべての涙を拭われ、終ることのない喜びを味わっていらっしゃる方々を祝います。彼らは神の生き方を自分の生き方とし、私たちが、迷いや間違いがあっても、最後には神に向かって進むようにと私たちのために祈り、私たちを助けてくださっています。天上と地上のいのちの連帯です。

  11月2日は、「亡くなったすべての方の追悼の日」です。この世の生を終えたのですが、まだ神のもとに行き着いていない人々のために祈る日です。死を境にして人間の在り方は変わりますが、人間そのものは変わりません。個人のアイデンティティーはそのままです。ちょっと想像してみてください。自分が後めたくないときは、親に出会うのは嬉しいことですが、何かやましい計画をしているとき、見られたくないことをしているときは、(ちょっと待って)、(まだ駄目)という心理になりませんか?神の前に「すぐ」出て行けないとき、状態が整うまで待たなければなりません。このようなとき、自分ではどうしてよいかわからず、天上の人、地上の人に助けててもらいます。これが祈りです。いのちの連帯です。

  ひとりひとりに自由をお与えになった神は、無理強いなさいません。しかし、肉体を離れてすべてが明らかに見えたとき、神を避けたいと思う人がいるでしょうか?神はすべての人を呼んでいらっしゃいます。この世を去ったすべての人が神のもとで幸せな再会を遂げる月でありますように!私たちも祈りの中でこの環に加わりましょう。