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学園長挨拶
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夏休み 自主性のとき
 

 7月の声を聞くと、学校は学期末行事が目白押しになります。幼稚園児から高校生まで、さまざまなことに挑み、たくましく成長していきます。日により、曜日により、時間によって、見事な転換、適応で、子どもの変身ぶりは見事と言うしかありません。こうして、予め組まれたプログラムをこなし、「出来なかった」ことを「出来る」ことに変えていきます。

 夏休みになると、予め組まれたプログラムはぐんと減り、自主性の分野が広がります。すでに幼稚園・学校生活の中でも、同じことに取り組んでいるように見えながら、取り組み様は各人各様で個性を見せていますが、休みの間こそ個性発揮の格好なときです。

 ところで、この頃気になるのは、社会が大人社会になってしまっていて、子どもを大事にした社会ではなくなっているのではないかということです。いろいろな意味で「安全」が懸念され、子どもの自由度が狭められているように思います。道も危険、公園も危険で子どもを自由に出してやることは出来ません。隣近所が「知らない人」なので、大人の方は、わかって声をかけても、「知らない人に声をかけられたら返事をしない」とか「逃げる」とか教えられている子どもたちは、のびのびしていられません。幼いときから運動が制約されているので、体が不器用で、ちょっとしたことで怪我をしてしまいます・・・。子どもにとっては残念な条件が重なってしまっています。

 しかし、明日の世界をリードするのは、今の子どもです。大人として、私たちが出来る最高、最善のものを彼らに伝えたいものです。年齢に応じ、条件に応じて何か目標を定め、夏休みの間に、日頃欠けてしまうものを、一つでも補う計画を立てることはいかがでしょうか?隣近所に知り合いを増やす。自然に触れ、体を鍛える。家庭内の仕事分担を相談して、夏休みのスケジュールを作る。これは体が器用になるのも助けますし、責任感、連帯間、奉仕の精神、家庭や社会のルール、等々、実体験なしには身につかない数々のことを学ぶ機会になります。

 皆様、よい夏休みを! 「一緒に何かをする喜び」、「人に喜んでもらう喜び」を、子どもたちが沢山味わうことの出来る日々となりますように! 子どもが自主的に活動できる場が増える夏休みとなりますように!