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学園長挨拶
学園長写真  “神だけが人になりたい!”

  今年の4月、会議のためブラジルに行きました。聖ドミニコ学園の母体となっている聖ドミニコ女子修道会のシスターたちが三十年余り前から、ミナスジェライス州のサンドミンゴスドプラタという小さな町に住んでいます。彼女たちは、家も無く、土地も無く、学校にも行かず、働くことも知らなかった子どもたちに声をかけ、「お友達を連れていらっしゃい、勉強しよう。野菜を育てよう」と言ったところ、来る子どもがどんどん増えたので、いろいろな活動計画をし、今では最初に育った子どもたちが立派な青年となって、後輩を育てているのですが、その女子の学びの家に行ったときのことです。小さいながらもきれいに整えられた庭の小道を通って建物の入り口まで行く間、小道の両側の花壇のあちこちに石が置かれており、それに言葉が彫られていました。聖書の言葉、賢者のことば・・・そしてひとつ私の目をひき、今も心に残っているのは、冒頭の言葉です。

          人は王になりたい。
           王は神になりたい。
                神だけが人になりたい。

 間もなくクリスマス。二千年に亙って預言者を送り、準備した神が、いよいよ人となって来られたことを記念する日です。神がこんなにも大事に思っていらっしゃる人間を、私たちも大事にしましょう。人間の本当の生き方、本当の幸せを教えてくださった神の子から学びましょう。自分の中に神の視点、神の見方を取り入れるなら、きっと人間の美しさがもっともっと見えてくるでしょう。人間の美しさを発見し、皆が自分の美しさをどんどん出せる世界となるために働こうではありませんか。私たちの中にいらっしゃる神は、神がお望みのこの大事業の働き手を祝福し、完成への道を歩ませてくださるでしょう。

 神が人となられた日、クリスマス、おめでとうございます!